認知症相談ナビ

認知症のご本人とご家族の笑顔と
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■監修者
順天堂大学大学院医学研究科 精神行動科学教授
新井 平伊 先生

認知症治療で期待できることとは?  いつまでも住み慣れた環境で暮らしたい

薬物療法と非薬物療法

認知症の進行を抑える暮らし方

 認知症の進行を緩やかにするために薬物治療は欠かせません。それと同時に非薬物療法として日々の暮らし方を見直すことで相乗効果が期待できます。

人と接する機会を増やす

 認知症になると人付き合いを避けるようになったり、引きこもりがちになったりします。これは失敗を恐れたり、おっくうに感じたりするからです。ぜひ、介護保険のデイサービスを利用することをおすすめします。定期的に外出すると生活にリズムを作ることができ、人とのコミュニケーションを通じて心身を活性化して社会性を維持するのに役立ちます。

生きがい(趣味)や楽しみをもつ

 ご本人が続けている生きがい(趣味)や楽しみがあれば、認知症になっても無理なく続けられるようサポートしましょう。介護者の方も日々の介護から離れてご自分が楽しめる時間を持つことが大切ですよ。

ご本人に役割をもってもらう

 できることがあればなんでもご本人にお願いしましょう。「ありがとう」という感謝の言葉はご本人の自信につながります。

生活習慣を改善する

 アルツハイマー型認知症と診断されている方でも、実は血管性認知症を引き起こす脳の異常(脳梗塞、脳出血など)が認められる「混合型認知症」の方は少なくありません。生活習慣を改善することにより、高血圧、高脂血症、脂質異常症など、血管性認知症のリスクを軽減し、また、認知症を悪化させる要因となる糖尿病の予防・改善も期待できます。